ギャル男とセレカジ男子の違いは爽やかさと清潔感にあります。「モテ」は男性ファッション誌だけではなく、どの誌面での必ずと言って良いほど見かけるキーワードです。本来の意味では「上質の素材を用いて、きちんと縫製された本物志向の服」を指すファッション用語でしたが、コレクションなどのアート色を前面に押し出した日常から大きく離れた服に対して、一般的に普段着として着用できるような服のことを言うようになりました。チョキチョキではこのサロン系の服装をメインに扱っていますが、読者層も美容師をターゲットにしています。
「real clothes(リアルクローズ)」はその名前の通り、現実性の強い服で、ファッション性があり、かつ普段使いができる洋服のことです。サロン系とは男性ファッションの傾向の1つで、着こなしをも含みます。爽やかさと清潔感をアピールすることで、女性からの「モテ」を意識しているファッションだと分析できますが、セレカジ系ファッションの代表は、爽やかだけど大人っぽい雰囲気も併せ持つタレントの小栗旬です。パンク・ファッションやストリート・ファッション、モード系といった個性や先鋭的なセンスを強く打ち出す部類のファッションに対して、実利的な異性受け=モテを重要視したファッションです。
「セレカジ」はセレブカジュアルの略で、俳優やモデルなどの所謂セレブが、日常や遊びの場など、普段使いに好んで着用するカジュアルファッションのことです。サロン系の雑誌は「カジカジ」、「CHOKi CHOKi(チョキチョキ)」です。女性誌でいうと「Can Can」がその代表格で、いわゆるコンパなどのイベントの際だけ、このモテファッションを実践する、という方も男女問わず多くいらっしゃいます。主にハイブランドと古着をミックスし、女性顔負けのフェミニンなメンズスタイルを指し、全体的にフェミニンで装飾的な傾向を持ちます。
サロン系はあるいは「美容師系」とも言います。重ね着やアクセサリーの多様などが特徴で、この用語、スタイルは女性のファッションでも多く見かけることができます。「モテヘア」、「モテ服」、「モテ髪」などバリエーションもあります。
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